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ベナーサイクルって何?相場の未来予想に使えそうなのかな?
都市伝説的な部分もあるけど、海外ではかなり参考にされている一つのツールみたいだよ、くわしく説明していくね。
この記事では、ベナーサイクルと呼ばれる市場の周期性を示す理論について探求します。
ベナーサイクルは、1884年にオハイオ州の農民サミュエル・ベナーによって提唱され、市場の未来の動向を予測するためのツールとして広く知られています。
この理論は、市場がパニック、良い時代、そして困難な時代の3つの段階を繰り返すというものです。
ベナーサイクルは、過去の市場データをもとに構築されていますが、その予測能力については議論の余地があります。
一部では都市伝説的な要素も含まれており、必ずしも正確な予測を提供するものではありません。
しかし、過去のパターンを分析することで、将来の市場の動向をある程度の参考にすることができるかもしれません。
この記事では、ベナーサイクルの背景や基本的な考え方を解説し、市場参加者が将来の動きを予測する際の参考になるかもしれない点を探求します。
ただし、都市伝説的な要素も含まれていることを念頭に置き、その情報を参考程度にとどめることが重要です。
日本語の本はありませんでした。英語で読めて、詳しく知りたい方はこちらからも購入できます。
今回はこちらの動画を参考にさせて頂きました。
投資で活用したいベナーサイクルとは?
ベナーサイクルは、市場の長期的な変動を捉えるために開発された理論であり、経済の周期性を示すために用いられます。以下に、ベナーサイクルの概要をわかりやすく示します。
1.パニックに陥る時代(画像でいう”A”)
- この段階では、市場にパニックが生じ、価格が急落します。
- 不況が市場を覆い、投資家や企業は不安定な状況に直面します。
- 一般的に、景気後退や経済の低迷がこの期間に現れます。
→簡単に解釈するなら、取引するな!!
2.好調な時代(画像でいう”B”)
- ベナーサイクルの中で最も長い期間であり、景気が回復し、市場は安定し成長します。
- 価格は上昇し、投資家や企業は利益を上げることができます。
- 高い株価や物価上昇が特徴であり、経済活動が活発化します。
→簡単に解釈するなら、利確チャンス!
3.困難な時代(画像で言う”C”)
- この段階では、市場は不安定になり、価格は下落します。
- 投資家や企業はリスクを避け、資産を保護するために慎重に行動します。
- 低迷する経済、価格の低下、そして投資家心理の悪化が見られます。
→簡単に解釈するなら、ガチホ推奨!
ちなみに、画像で書いてある年は「初め」ではなく「終わり」を表しているそうです。
例えば、”C”の2023年が書いてあった場合は2023年の年始ではなく、2023年の年末ごろからスタートという解釈になります。
要は、Cでガチホして、Bで売却(利確)の、Aはスルーって感じで取引すると上手くいくって話です。
ベナーサイクルは、これらの3つの段階を繰り返すことで、長期的な市場の動向を示唆します。
この理論は、過去の市場データを分析することで、将来の市場動向を予測するために使用されることがありますが、必ずしも正確な予測を提供するものではありません。
実際にベナーサイクル3つの時代を検証してみましょう
ベナーサイクルは長期的な市場の動向を示唆する指標として優れているのか?
実際にあった経済的な出来事に当てはめて検証してみましたので、くわしく見ていきましょう。
1. リーマンショックをベナーサイクルにて検証
リーマンショックは、2008年にアメリカのリーマン・ブラザーズの破綻をきっかけに世界的な金融危機が引き起こされた事件です。
サブプライムローン市場の崩壊や信用市場の凍結が主な要因で、世界中で金融機関の破綻や景気後退を招きました。
この出来事はまだ覚えている人も多いのでは?いまだにその経済的爪痕を残しています。
2008年に起こったリーマンショックをベナーサイクルに当てはめるとどうなるでしょうか?
こちらのベナーサイクルの表では、2006年から”C”の困難な時代から上がりはじめ、2008年で”B”の好調な時代に到達して、そこからは一気にジェットコースターで下っています。
こちらはS&P500のチャートです。
次の上がるタイミングなどはずれていますが、これはほぼほぼドンピシャと言っても過言ではないでしょう。
2. コロナショックとベナーサイクル
次に検証したいのは、コロナショックとベナーサイクルの関係性です。
ベナーサイクルの表では、2012年末から”C”の困難な時代を抜け、2016年末までが”B”の好調な時代です。
そして、2019年末になると市場がピリついて”A”のパニックに陥る時代に到達しました。
S&P500でも同じ時期にコロナショックの影響で、市場は下降しています。
ここで注目したいのが、”A”に向かうまでに”B”を経由していくということですね。
コップに水を注いで良い具合まで入れる。
ただ、入れすぎればコップから水が溢れてしまいテーブルは水浸しになって、パニックに陥ります。
ですので、良いころ合いで売ることが大事になってきますよね。
とまあ、ベナーサイクルで全ての取引をすることはできませんが、相場にはサイクルがあるのも事実です。
相場にはサイクルがあるということを頭の片隅に入れた上で「この年はあがる可能性がある」「この年は下がる傾向がある」という判断材料になると私は考えています。
数年先の未来の投資はどうする?2026年末までホールドか…?
ここで今後の未来をちょっと推察してみたいと思います。
ベナーサイクルの表によると、2023年末は”C”の困難な時代。
それが2026年に”B”の好調な時代に到達します。
先ほどの説明でいうと、2023年末からはガチホして2026年末になったら売る。
そして、2026年末から2032年末までは売り相場、もしくは景気低迷ということでしょうか。
ベナーサイクルの表を見ていて気付いたことがあります。
それは、”C”から”B”の好景気へ向かう期間よりも、”B”から”C”の低迷期に陥る期間の方が、期間が長いということです。
ということは、景気が悪い期間が長いという実感があるのは、そもそもの低迷期自体が長いということも言えるのだと思います。
ただ、”C”から”A”と”A”から”C”の大きいサイクルの期間に関しては、好景気が長いパターンもあるので一概に言えません。
”C”から”B”への好調な時代に向かうときは勢いよくあがり、”C”から”B”へ困難な時代へと移行する際には徐々にゆっくり行く傾向があるように感じました。
波に乗って時代に投資できるようになると、お金持ちに一歩近づけるかもしれませんよね。
まとめ: ベナーサイクルで投資は可能?都市伝説的な予言の書がかなり当たっている件
ベナーサイクルを投資に利用することは可能ですが、その予測力には限界があります。
ですが、今回検証した結果で言えば、それなりに使えるツールでもあることがわかりました。
「信じるか、信じないかはあなた次第」なところでもありますが、私は参考程度には使っていきたいと思います。
そもそも相場にサイクルはあると思っているので、そのサイクルの傾向を分析して生かすことは可能そうですしね。
一部の都市伝説的な予言が的中することもありますが、市場は予測不能であり、経済や政治の要因も考慮する必要があります。
慎重なリスク管理と幅広い情報収集が重要です。
相場を見極めて、お金持ちの階段を上げっていきましょう!!
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